がん検診 乳がん検診

乳がんについて
乳がんってどんな病気?
乳房にはりめぐらされている乳腺に悪性の腫瘍ができるのが乳がんです。40~50歳代の女性に多く、女性のかかるがんの中で乳がんは1位と最も多く、死亡数では4位となっています。
初期の乳がんは症状があまり見られないことが多いですが、硬いしこりの自覚や、乳頭部分のただれや湿疹、乳頭から血液などが混じった異常分泌が見られるこがあります。症状が進むとがんの周辺の組織がひきつれて、乳房や乳頭が変形することもあります。進行するとわきの下のリンパ節や、血流によって肺や骨など全身に転移しやすいので、早期発見が重要です。乳がんは、小さいうちに見つけると、治る可能性の高い病気です。定期的な自己チェックや定期検診の受診、食生活の改善などを心がけましょう。

乳がんの原因は?
まだはっきりとしたことはわかっていませんが、女性ホルモンの一種であるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌ががんの発生に関係しているといわれています。
- 初経年齢が若い
- 閉経年齢が遅い
- 出産・授乳歴がない、高齢出産
- 経口避妊薬(ピル)を使っていたことがある
- ホルモン療法の経験がある
- 乳がんの家族歴がある
などが主なリスク要因と言われています。
検査内容
検査方法
- マンモグラフィ撮影(乳房のⅩ線検査)
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しこりになる前の石灰化した小さな乳がんを発見するための検査です。
乳房を2枚の板で挟み、乳房全体を撮影します。病変が見つかりやすいX線画像を撮影するために、乳房を出来るだけ平たくする必要があります。痛みを伴う場合がありますが、撮影終了までは数秒ほどです。
マンモグラフィを受けるときの注意点
次にあてはまる方はマンモグラフィの受診ができません。
- 妊娠中、授乳中の方
- 豊胸術をされた方
- チューブ等が乳房に入っている方
- ペースメーカーを装着されている方
※乳房の疾患において治療中の方は、受診できない場合があります。