がん検診 胃がん検診

胃がんについて
胃がんってどんな病気?
胃がんはかつて日本人のがんによる死亡数の1位でしたが、最近は診断方法と治療方法が向上し、男性では3位、女性は5位となっています。
胃がんは、胃壁の内側にある粘膜に発生します。内側の粘膜から徐々に外側に向かって、がんが広がっていきます。
初期の胃がんは症状があまり見られないことが多く、進行しても症状が出ないこともあります。
代表的な症状は、みぞおちの痛み(心窩部痛)や不快感、違和感、胸やけ、吐き気や食欲不振などです。症状が進むにつれて貧血や黒い便(黒色便)などがみられる場合があります。

胃がんの原因は?
胃の粘膜は粘液などで保護されていますが刺激の強い食べ物を摂り過ぎると炎症を起こし、胃がんのきっかけを作ってしまうことがあります。
- 多量の塩分
- 喫煙
- 多量の飲酒
- ピロリ菌
などが、主な原因と言われています。
ピロリ菌ってなに?
ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)は、胃にとりついて炎症を起こす細菌で、50歳以上では40%以上の人がピロリ菌に感染していると言われています。胃がんの危険因子のひとつとされますが、感染した人の全てが胃がんになるわけではありません。
検査内容
検査方法
- 胃の中を見やすくするため、バリウムと胃をふくらませるための発泡剤を飲みます。
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胃の粘膜にバリウムを付着させるため、検査台の上で回転します。
(バリウムを付着させることで、病変が見つかりやすくなります) - 仰向きや、うつ伏せの体位で写真を数枚とります。検査時間は約5分です。
胃バリウム検査でどのような病気が分かるの?
胃・食道・十二指腸のがん疾患だけでなく、胃潰瘍や胃炎、ポリープ、隆起性や陥凹性病変などが分かります。バリウム検査は胃の全体像が分かりやすいので、比較的見つかりにくいとされているスキルス胃がん(進行がん)の発見に有効です。